2009年12月10日

記念音楽会


戦時中、軍の命令で殺され、日本の動物園から動物がいなくなってしまった頃、東山動物園ではマカニー、エルドの2頭の象が北王園長と職員の必死の努力で奇跡的に守られた。
戦後、「象を見たい!」という子どもたちを乗せ、名古屋へ向けて「ぞう列車」が走った。
その「ぞう列車」が走って60年の今年、記念音楽会が開かれたので行ってきた。




会場に入るとさっそくピエロのお出迎え。
子どもたちの描いた象の絵も展示してあった。



見事なチアリーダーの演技の後、子どもの頃ぞうれっしゃ合唱団に関わって、今は声楽家になっている若い人たちのソロが演奏された。(見とれ、聴きほれて写真を撮るのを忘れてしまった)

今日の記念音楽会のために結成された北海道、和歌山、松本、大阪、愛知などから集まった幼児から70代までの合同合唱団は、300人の規模なのに言葉がはっきり聞こえた。遠く離れた地域の合唱団の集まりなのに、どうやって練習できたんだろう・・・。




  この300人が足元の布をかぶ
  って、あっという間に大きな象に
  変身・・・。観客から「おお!」と
  いう驚きの声がもれた。



最後に1400人の観客も一緒になって、「ぞう列車よ走れ」という私の好きな歌をうたって楽しい演奏会が終わった。
晩秋の落ち葉の上を、満ち足りた思いで語らいながら家路についた。

 

Posted by はづき at 16:40│Comments(1)
この記事へのコメント
地域の違う人達が集まって一つの合唱団ができる。
歌ならではの集まりですね。

各地で一生懸命練習している光景が浮かぶようです。
Posted by akatokuro at 2009年12月13日 22:37