2009年09月14日

屋久島の自然と観光

世界自然遺産であろうとなかろうと、屋久島に魅力を感じる人は多い。
私も行ってみてその自然の大きさに魅せられてしまった。
もし、これがレンタカーを借りて私たちだけで屋久島を廻ったとしたら、このような大きな感動は得られなかっただろう。
大山さんという優れたガイドさんが一緒だからこそである。

1万4000人が住む屋久島に、今や年間11万もの人が押しかける。
ことに縄文杉のあたりはラッシュ並みのことがあり、生態系への影響が心配されている。大勢の人の中には自然に無頓着の人もいるからだ。

今はまだ何の規制もないが、数年後には入島制限が始まるかもしれない。そんな記事を見たことがある。
私はもう一度行きたいと思っているのだが、まだ行っていない人の為に席を空けなければならないとしたら、潔くあきらめよう。

屋久島から鹿児島に戻る高速船「トッピー(飛び魚のこと)」から開聞岳の美しい姿が見えた。

       


そういえば、戦時中特攻の若者が飛び立って、この山に挙手の礼をして祖国に最後の別れをしたという。
そんなことを思い出したら、せつなくなってきた。


この記事へのコメント
島の人口の10倍もの観光客が、一年でやってくるなんて何だか不自然な気がしました。

きっとその内規制が必要になりますね。
自然を守って欲しいもの。
Posted by akatokuro at 2009年09月15日 21:02
だいぶ前ですが、尾瀬へ行った時は「至仏山」が回復期間で入れませんでした。
小笠原諸島の「南島」は私が行った数年後に回復期間になりました。

そんな時に当たると残念ですが、自然も時々休養が必要ですものね。
Posted by はづきはづき at 2009年09月16日 21:26