2009年10月19日

青春18切符の旅3 トンネルを歩く

翌日は、ぶどう郷駅近くにある「大日影トンネル(1400m)」を歩いた。
             

右側の大日影(おお
ひかげ)トンネルは
平成9年廃線となり、
今は左側の新しい
トンネルを電車が走
っている。






                                    夏の太陽が照りつける                                                              暑い日だったが、トン                                                               ネルの中はひんやり                                                               して気持ちよかった。





勝沼の葡萄とワインの歴史は古い。
昔は、東京まで運ぶのに馬の背で、3~6日かかったが、明治36年、中央線が開通してわずか半日で運べるようになり、この地の経済と文化に大きな発展をもたらした。
大日影トンネルは、車両の大きさや時間短縮のため平成9年に閉鎖され、譲渡された勝沼町は、この鉄道遺産を整備して遊歩道にし、2年前から公開している。
英国人技師の指導によるモダンな積み方のレンガや蒸気機関車のススのあと、標識、水路など当時をしのばせるものを見たり、勝沼のワインの歴史を説明したパネルを読みながら進むと、暗いトンネルの中を30分歩いても興味が尽きない。



トンネルの中なのにレンガの色も変えてある   電気の明かりだけで育つ草


トンネルを抜けると雪だった・・・ではなくて、そのまた向こうのトンネルがワインカーヴになっていた。
一定の低い温度のトンネルはワインの貯蔵にぴったりなのだ。
扉を開けて中を見ると、奥の方までびっしりワインが眠っていた。




ここから山の外を廻ってぶどう郷駅へ行くコースもあったが、あまりの暑さに、日差しの下で1時間も歩きたくなかったので、またトンネルの中を引き返して駅へ着き、次の目的地に向かった。

続 く



この記事へのコメント
いつも素敵な旅を計画されるアイディアに敬服しています。

今回はワインは飲みすぎませんでしたか?
トンネルがワイン貯蔵庫に・・・・
日本じゃ~ないみたい。
続きが楽しみ~~です。
Posted by akatokuro at 2009年10月20日 09:00
前よりたくさん飲んだのに、シャンとしていましたよ。

勝沼は私の好きな町です。
akatokuroさんも機会があったらお出かけください。
お互いに行きたいところが多くて困るね。
Posted by はづきはづき at 2009年10月20日 22:55